安藤忠雄「光の教会」展、Akio Nagasawa Galleryで開催

光の教会

東京・銀座のAkio Nagasawa Gallery Ginzaでは、建築家 安藤忠雄氏の代表作『光の教会』をテーマにした展覧会が2020年1月15日(水)から4月11日(土)まで開催しているのでメモしておきます。(photo:光の教会)

Akio Nagasawa Gallery Ginzaにて三度目の開催となる本展では、安藤氏の代表作「光の教会」を、自身の撮影による写真作品をはじめ、ドローイングやマケット、版画など多様な方法で紹介します。会場では、プロジェクトへの構想や建築思想についてのオリジナルインタビュー映像も上映する予定です。

「光の教会」は、大阪府茨木市の住宅地に建つ茨木春日丘教会の別名で、1989年に礼拝堂、1999年に教会ホール(日曜学校)が竣工、その後、隣接する牧師館が2010年に竣工しました。礼拝堂には、光の教会の象徴となる十字架のスリットが設けられています。また、礼拝堂の床のオイルステインの塗り替えが信者や安藤氏の事務所所員によって重ねられ、手が加えられ続けています。

茨木春日丘教会 礼拝堂 (光の教会)
所在地:大阪府茨木市北春日丘4-3-50 (map)
設計者:安藤忠雄建築研究所
敷地面積:838.60m²、建築面積:113.04m²、延床面積:113.04m²
構造:鉄筋コンクリート造、階数:地上1階
竣工:1989年4月

安藤忠雄氏は、1941年大阪生まれ。建築家。世界各国を旅した後、独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。環境との関わりの中で新しい建築のあり方を提案し続けています。代表作に「光の教会」「大阪府立近つ飛鳥博物館」「淡路夢舞台」「FABRICA(ベネトンアートスクール)」「フォートワース現代美術館」「東急東横線渋谷駅」「プンタ・デラ・ドガーナ」など。

1979年に「住吉の長屋」で日本建築学会賞、1993年日本芸術院賞、1995年プリツカー賞、2003年文化功労者、2005年国際建築家連合(UIA)ゴールドメダル、2010年 ジョン・F・ケネディーセンター芸術金賞、後藤新平賞、文化勲章、2013年フランス芸術文化勲章(コマンドゥール)、2015年イタリア共和国功労勲章グランデ・ウフィチャ―レ章、2016年イサム・ノグチ賞など受賞多数。

1991年ニューヨーク近代美術館(MoMA)、1993年パリのポンピドー・センターにて個展開催。イェール大学、コロンビア大学、ハーバード大学の客員教授を務め、1997年に東京大学教授、2003年から名誉教授。阪神・淡路震災復興支援10年委員会の実行委員長として被災地の復興に尽力するほか、「瀬戸内オリーブ基金」「桃・柿育英会」の設立、東日本大震災復興構想会議議長代理、「桜の会・平成の通り抜け」の呼びかけ人など、多岐にわたる支援活動を続けています。

安藤忠雄「光の教会」展
会期:2020年1月15日(水)~4月11日(土)
会場:Akio Nagasawa Gallery Ginza (map)
時間:11:00~19:00
休館日:日曜日、月曜日、祝日
問い合わせ:Tel.03-6264-3670

[ 関連するサイト ]
AKIO NAGASAWA
茨木春日丘教会 (光の教会)
安藤忠雄建築研究所

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