フランク・ロイド・ライト展、パナソニック汐留美術館で開催

東京・汐留のパナソニック汐留美術館では、開館20周年記念展/帝国ホテル二代目本館100周年の大回顧展『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築』を2024年1月11日(木)から3月10日(日)まで開催しているのでメモしておきます。(photo:グッゲンハイム美術館)

「カウフマン邸 (落水荘)」や「グッゲンハイム美術館」で知られるアメリカ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト氏(1867–1959)は、「帝国ホテル二代目本館 (現在は博物館明治村に一部移築保存)」や「自由学園」を手がけ、熱烈な浮世絵愛好家の顔も持つ、日本と深い縁で結ばれた建築家です。

2012年にフランク・ロイド・ライト財団から図面をはじめとする5万点を超える資料がニューヨーク近代美術館とコロンビア大学エイヴリー建築美術図書館に移管され、建築はもちろんのこと、芸術、デザイン、著述、造園、教育、技術革新、都市計画に至るライトの広範な視野と知性を明らかにすべく調査研究が続けられてきました。

Clerestory windows from the Avery Coonley Playhouse, Riverside, IL (ニューヨーク近代美術館)

こうした研究成果をふまえ、本展はケン・タダシ・オオシマ氏 (ワシントン大学教授)とジェニファー・グレイ氏 (フランク・ロイド・ライト財団副代表、タリアセン・インスティテュート・ディレクター)を迎えて日米共同でキュレーションを行ない、帝国ホテルを基軸に、多様な文化と交流し常に先駆的な活動を展開したライトの姿を明らかにします。

なお、会期中に一部展示替えを行います。(前期:1月11日~2月13日、後期:2月15日~3月10日)

フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築
会期:2024年1月11日(木)~3月10日(日)
会場:パナソニック汐留美術館 (map)
開館時間:10:00~18:00
休館日:水曜日 ※ただし3月6日(水)は開館
入場料:一般1,200円
問い合わせ:ハローダイヤル Tel.050-5541-8600

[ 関連するサイト ]
フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築 (パナソニック汐留美術館)

ケン・タダシ・オオシマ (監修), ジェニファー・グレイ (監修)
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CasaBRUTUS編集部 (編集)
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