ジャポニスム 2018「安藤忠雄展-挑戦-」、ポンピドゥ・センターで開催

フランスで開催する「ジャポニスム 2018:響きあう魂」の公式企画として、パリのポンピドゥ・センターで『安藤忠雄展-挑戦-』が2018年10月10日(水)から12月31日(月)まで開催されるのでメモしておきます。(photo:光の教会|プレスリリース[PDF])

2017年、東京・六本木の国立新美術館で開催された「安藤忠雄展-挑戦-」は、約30万人を動員し、建築展としては異例の高い関心を集めましたが、このたびジャポニスム2018では、本展を再構成し、パリのポンピドゥ・センターにて開催します。

半世紀に及ぶ安藤建築の軌跡、そしてこれからの展望を、「空間の原型」「都市への挑戦」「風景の創造」「歴史との対話」という4つのセクションに分け、模型、スケッチ、ドローイングや映像、写真など、多数の貴重な資料を通して紹介します。中でも安藤氏の代表作のひとつ「光の教会」のファサードの再現、国立新美術館の展覧会においても大きな注目を集めた「直島プロジェクト」のインスタレーションなど、見どころの豊富な展覧会となります。

現在、安藤氏はフランス・パリ中心部にあるドーム屋根を持つ円形の建物であり歴史的建造物に指定されているかつての穀物取引所「ブルス・ドゥ・コメルス (Bourse de Commerce)」を、実業家であるフランソワ・ピノー氏が所有するコレクションを展示する現代アートの美術館として改修する計画に設計者として携わり、2019年のオープンを目指しています。

「ジャポニスム 2018」は、日仏友好160年を記念し、フランス・パリ内外の100近くの会場で、日本の様々な文化芸術を展覧会や舞台公演を通して、約8ヶ月間にわたり紹介する最大規模の文化事業です。

タイトルである「ジャポニスム 2018:響きあう魂」には、二つの意味が込められています。一つは、過去から現代までさまざまな日本文化の根底に存在する、自然を敬い、異なる価値観の調和を尊ぶ「美意識」です。日本人は、常に外部から異文化を取り入れ、自らの文化と響きあわせ融合させることで、新しい文化を創造してきました。多様な価値が調和し、共存するところにこそ、善悪を超えた「美」があるとする日本文化ならではの「美意識」を世界に紹介します。

二つ目は、日本とフランスの感性の共鳴です。文化芸術を通して日本とフランスが感性を共鳴させ、協働すること、さらには共鳴の輪を世界中に広げていくことで、21世紀の国際社会が直面しているさまざまな課題が解決に向かうことを期待するとしています。

安藤忠雄展-挑戦-
会期:2018年10月10日(水)~12月31日(月)
会場:ポンピドゥ・センター (map)
開館時間:11:00~21:00
休館日:火曜日
入場料:通常14ユーロ
問い合わせ:Tel.+33 1 44 78 12 33

[関連するサイト]
ジャポニスム2018
Centre Pompidou
安藤忠雄建築研究所

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