兵庫県立美術館「安藤作品展示室 (仮称)」、2019年5月オープン予定

兵庫県神戸市の兵庫県立美術館では、同敷地内に増築中の『安藤作品展示室 (仮称)』のオープン予定を本年秋から2019年5月を目指すとして延期したのでメモしておきます。(photo:兵庫県立美術館・増設前)

『安藤作品展示室 (仮称)』は、延床面積1,100m²、鉄骨造3層の建物で、兵庫県立美術館を設計した建築家 安藤忠雄氏自身が設計し、同館展示棟とギャラリー棟の間の屋外スペースに2018年1月に着工、同年8月末に完成予定となり、増築費は同氏が負担し、兵庫県に寄付されます。

展示室では、安藤氏が設計した「光の教会」(大阪府茨木市)や「淡路夢舞台」(淡路市)などすでに常設していた建築作品模型など16点のほか、新たに現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ」(イタリア)、「表参道ヒルズ」(東京都渋谷区)などの模型11点が加わり、模型やスケッチもすべて兵庫県に寄付されます。また、展示室近くの屋外スペースには、「青春のシンボル」として安藤氏自らがデザインした青いリンゴのオブジェも設置する計画です。

兵庫県立美術館は、阪神・淡路大震災からの文化復興の象徴として2002年に開館し、近年、同館の拡充を協議する中で、安藤氏が展示室の寄贈を申し入れたとのことです。

兵庫県立美術館「安藤作品展示室 (仮称)」
所在地:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号 (map)
設計者:安藤忠雄建築研究所
敷地面積:19,000.00m²、建築面積:87.82m²、延床面積:1148.13m²
構造:SRC造、階数:地上4階・地下1階
竣工:2018年8月末/開館:2019年5月予定
兵庫県立美術館
所在地:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号 (map)
設計者:安藤忠雄建築研究所
敷地面積:19,000.00m²、建築面積:12,807.71m²、延床面積:27,461.41m²
構造:SRC造、階数:地上4階・地下1階
竣工:2001年9月末/開館:2002年4月

[ 関連するサイト ]
兵庫県立美術館
安藤忠雄建築研究所


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