安藤忠雄氏設計「Wrightwood 659」、2018年10月12日オープン

アメリカ・シカゴ (イリノイ州)では、建築家 安藤忠雄氏の設計によって改修が進められてきたアートスペース『Wrightwood 659』が2018年10月12日(金)にオープンするのでメモしておきます。(photo:「Wrightwood 659」courtesy of William Zbaron/Rogert Sharoff)

『Wrightwood 659』は、隣接する安藤氏の設計による「シカゴの住宅」(1997年)の施主である起業家 フレッド・アイキャナー (Fred Eychaner)氏が、同じく安藤氏に設計を依頼した再生建築です。1920年代の歴史的建造物である集合住宅を外観はそのまま保存し、内部に鉄筋コンクリート造の展示空間をつくり出した、建築と社会に関わる芸術のために考案された展示スペースとなっています。

そのオープンを記念し、仏・建築家 ル・コルビュジエ氏と安藤忠雄氏の企画展「Ando and Le Corbusier: Masters of Architecture」が2018年10月12日(金)から12月15日(土)まで開催されます。同展では、ル・コルビュジエ氏によるドローイングや写真、模型が100点以上 (ル・コルビュジエ財団、シカゴ美術館などからの借用)と、安藤忠雄建築研究所のインターンシップの学生が制作した106点のル・コルビュジエ作品の小さな模型が公開されます。なお、本企画展のチケットは、オンラインサイトで事前予約購入のみ可能となっています。

また、2018年10月11日(木)にはシカゴ美術館で安藤氏によるアーティストトーク (事前予約制)も行われる予定です。

[ 関連するサイト ]
Wrightwood 659
安藤忠雄建築研究所

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