KAWS TOKYO FIRST、森アーツセンターギャラリーで開催

東京・六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーでは、2021年7月16日(金)から10月11日(月)まで、ニューヨーク・ブルックリンを拠点とする稀代のアーティスト、KAWS (カウズ)の大型展覧会『KAWS TOKYO FIRST』を開催するのでメモしておきます。(photo:六本木ヒルズ・ミュージアムコーン)

KAWSは、絵画、壁画、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、ストリートアート、巨大彫刻など多岐に亘る作品はアートとデザインの世界を軽やかに駆け回り、アートファンのみならず数多くの人々を魅了し続け、この20年で確固たるキャリアを確立してきました。その生み出す作品は、ウィットや愛に溢れ、その洗練された視覚言語は、大胆でありながら遊び心溢れる複雑さを持ちあわせた作品を生み出しています。

KAWSは、ポップカルチャーのアニメーション作品からインスピレーションを受け、とりわけ、目の箇所に×印を施した色彩豊かなキャラクター作品の数々はKAWSの代名詞となっています。巨大彫刻や、線や色彩を強調したペインティングなど、KAWSによってハイブリッド化されたキャラクターたちは、KAWSが探求しつづける「人間の本質」を体現しています。

また、ユニクロやアベイシングエイプなどの著名ファッションブランドやディオールをはじめとした世界的ブランドとのコラボレーションからもわかるように、その作品は洗練されたユーモアを持ち、幅広い人々に愛されています。

KAWS国内初の大型展覧会となる本展では、150点を超える作品を展示、コマーシャルアートとファインアート双方の領域を網羅するKAWSの視覚的アプローチに迫り、制作初期の作品から最新作までの絵画や彫像、プロダクトなどを通して、そのユニークな芸術制作の軌跡や美術史的意義をたどります。

KAWS自身が保有するプライベートコレクションも展示し、KAWSのスタジオシーンを再現。AR(拡張現実)作品やインタラクティブ体験もお楽しみいただける予定です。展覧会名「KAWS TOKYO FIRST」は2001年に渋谷パルコで開催された自身日本初の個展と同じタイトルであり、20年を経た今、「原点回帰」という想いが込められています。

KAWSとして活動しているアーティスト ブライアン・ドネリー氏は、1974年生まれ。アメリカ・ニュージャージー出身。1990年代初めにグラフィティアーティストとして頭角を現し、その後93年から96年までニューヨークの美術学校「School of Visual Arts」で学び、バス停の看板に広告を描いた作品などを通じて知名度を上げ、90年代のグラフィティアート界の一員となりました。日本との関わりも強く、97年に東京を訪れ、東京のサブカルチャーに触れ、ストリートアートのプロジェクトにも携わりました。また、2019年に富士山の麓で「KAWS:HOLIDAY JAPAN」が開催され大きな話題となり、2021年2月26日より、ブルックリン美術館で「KAWS: WHAT PARTY」開催中。

KAWS TOKYO FIRST
会期:2021年7月16日(金)~10月11日(月)
会場:森アーツセンターギャラリー (map)
時間:10:00~20:00 ※7月19日(月)は17:00まで
休館日:8月5日(木)
料金:一般2,500円
問い合わせ:ハローダイヤル Tel.03-5777-8600

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