佐藤可士和展、国立新美術館で開催

東京・六本木の国立新美術館では、日本を代表するクリエイティブディレクター 佐藤可士和氏の過去最大規模となる個展『佐藤可士和展』が2021年2月3日(水)から5月10日(月) 4月24日(土)まで開催するのでメモしておきます。(photo:国立新美術館)

1990年代、博報堂でアートディレクターとして斬新な広告プロジェクトを次々と手がけた佐藤氏は、2000年の独立以降、企業から、幼稚園や大学などの教育機関、病院、ミュージアム、エンターテインメント界、ファッション界、そして地域産業まで、多種多様なクライアントを対象として、革新的なVI・CI計画やブランド戦略を手がけ、国内外から注目を集めてきました。

デザインの根本原理―伝えるべき情報を整理してその本質を抽出し、誰もが一目で理解できる視覚言語・記号に置き換え、広く伝達する―を、その本来の領域をはるかに越えた幅広い分野に適用する佐藤氏独自の稀有な方法論は、デザインの概念を拡張・刷新するだけでなく、文化、経済活動、そして私たちの日常生活に至るまで、社会のすみずみに影響を及ぼしています。

過去最大規模の個展となる本展では、佐藤氏自身がキュレーションする会場構成のなかで、約30年にわたる活動の軌跡を多角的に紹介します。

佐藤可士和氏は、1965年東京生。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。博報堂を経て2000年独立。同年「SAMURAI」設立。ブランド戦略のトータルプロデューサーとして、コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設計、ビジュアル開発まで、強力なクリエイティビティによる一気通貫した仕事は、多方面より高い評価を得ています。グローバル社会に新しい視点を提示する、日本を代表するクリエイター。主な仕事に国立新美術館、東京都交響楽団のシンボルマークデザイン、ユニクロ、セブン-イレブン、楽天グループ、今治タオルのブランドクリエイティブディレクション、ふじようちえん、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュースなど。近年は武田グローバル本社、日清食品関西工場など大規模な建築プロジェクトにも従事。文化庁・文化交流使(2016年度)として、日本の優れた商品、文化、技術、コンテンツなどを海外に広く発信することにも注力しています。毎日デザイン賞、東京ADC賞グランプリ、東京TDC賞金賞、朝日広告賞グランプリ、亀倉雄策賞、日本パッケージ大賞金賞ほか多数受賞。

企画展「佐藤可士和展」
会期:2021年2月3日(水)~5月10日(月) 4月24日(土) ※会期変更
会場:国立新美術館 企画展示室1E (map)
時間:10:00~18:00
休館日:毎週火曜日、2月24日(水) ※ただし、2月23日(火・祝)、5月4日(火・祝)は開館
観覧料:当日一般1,700円
問い合わせ:ハローダイヤル Tel.03-5777-8600

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佐藤可士和展
KASHIWA SATO
国立新美術館

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