東京ミッドタウン日比谷を含む15作品、第60回BCS賞受賞

一般社団法人 日本建築業連合会は、2019年7月22日(月)、『第60回BCS賞』受賞作品として東京ミッドタウン日比谷を含む15件の作品を決定したのでメモしておきます。(photo:東京ミッドタウン日比谷)

「BCS賞」は、「優秀な建築物をつくり出すためには、デザインだけでなく施工技術も重要であり、建築主、設計者、施工者の三者による理解と協力が必要である」という建築業協会初代理事長 竹中藤右衛門氏の発意により1960年に創設され、以後、日本の良好な建築資産の創出を図り、文化の進展と地球環境保全に寄与することを目的に毎年、国内の優秀な建築作品の表彰を行っています。

第60回の節目を迎えた今年は、全国各地からの応募作品79件のなかから、大学等において建築に関する学科を担当(研究を含む)する教授又は教授相当の方、設計事務所において設計業務を担当する役員、建設会社において設計、施工等を担当する役員、合計12名で構成する第60回BCS賞選考委員会の厳正な選考を経て15件の作品が選ばれました(特別賞は該当なし)。

近年の受賞作品は、時代の要請を反映し、益々多種多様となってきており、今回の受賞作品もこの例に違わず、建物用途やプロジェクトとしての体制の多様化の傾向が見て取れるとし、個々の受賞作品はいずれも、デザインや機能が優れていることはもちろん、周辺環境や街並みへの配慮、地域との融合、新しい試みへのチャレンジなどの点で、BCS賞の趣旨に沿った素晴らしい建築作品で、地域に育まれたそれぞれの特性に寄り添う建物が数多く受賞されており、建築文化の高まりを感じさせる意欲的な作品が揃っているとしています。

以下、第60回BCS賞受賞作品。

・愛知県立愛知総合工科高等学校
・赤坂インターシティAIR (赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業)
・太田市民会館
・沖縄科学技術大学院大学 PHASE1
・オーディオテクニカ本社
・GINZA SIX
・新発田市新庁舎
・新山口駅北口駅前広場「0番線」・南北自由通路
・東京ガーデンテラス紀尾井町
・東京ミッドタウン日比谷
・富山県美術館
・ナセBA (市立米沢図書館・よねざわ市民ギャラリー)
・HIRAKATA T-SITE
・フェスティバルシティ (中之島フェスティバルタワー(東地区)、中之島フェスティバルタワー・ウエスト(西地区))
・立命館大学大阪いばらきキャンパス

東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー
所在地:東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 (map)
マスターデザインアーキテクト:ホプキンスアーキテクツ
都市計画・基本設計・デザイン監修:日建設計
実施設計・監理:KAJIMA DESIGN
敷地面積:10,702.32m²、建築面積:8,690.23m²、延床面積:188,619.98m²
構造:鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造、階数:地上35階・地下4階・塔屋1階
竣工:2018年2月末

[ 関連するサイト ]
日本建築業連合会

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