うめきた2期地区開発事業者、三菱地所JVに決定

UR都市機構は、JR大阪駅北側の『うめきた2期地区開発事業』(約17ha)における開発事業者を三菱地所を代表とするグループに決定したことを発表したのでメモしておきます。(photo:うめきた広場 [先行開発区域]｜プレスリリース[PDF])

うめきた地区は、「グランドデザイン・大阪」(2012年6月)や「国家戦略特区提案」(2013年9月)にて、関西の発展を牽引するリーディングプロジェクトに位置づけられているとおり、西日本最大の交通ターミナルや業務・商業の都市機能の一大集積地として、関西で最も高い立地ポテンシャルを有している地区です。

2013年4月にまちびらきした先行開発区域では、最先端の技術や情報の集積と多様な人々の交流を通じて未来生活を演出する新しい商品やサービスを生み出す「知的創造拠点（ナレッジ・キャピタル）」を中心に、知識・文化・交流を創出する質の高い都心機能の集積や、快適で活力と賑わいにあふれ、美しく風格を備えた都市空間の創出をめざしたまちづくりが進められています。

先行開発区域に引き続いて、うめきた2期地区においても、関西ひいては我が国に新たな国際競争力をもたらすまちづくりを行うべく、大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域都市再生緊急整備協議会会議大阪駅周辺地域部会にて「うめきた２期区域まちづくりの方針」(2015年3月)が策定され、まちづくりの方針が目指す「みどり」と「イノベーション」の融合拠点の実現のため、都市公園を含めた一体的なまちづくりを行う開発事業者を募集しました。(うめきた２期地区開発事業者募集について[PDF])

本選定では、西尾章治郎氏(大阪大学総長)、安藤忠雄氏(建築家)ら10名で構成された事業企画審査会で応募された事業企画提案を審査しました。総評として、三菱地所を代表としたグループの事業企画提案「希望の杜」は、「みどり」と融合した生命力と活力溢れる都市空間というコンセプトが明解であり、「みどり」が都市機能と一体化してマネジメントされ、そこから新しい都市活動及び新しいライフスタイルを創造、実践する考えが示されており、「みどり」とイノベーションの融合拠点づくりを目指す本計画に適合した内容は高く評価できる。また、コンセプトを具現化するための、仕組み、取組内容を具体的かつ適切に提案しており、「まちづくりの方針」の実現が期待できるとしています。

本事業の着工は、2020年10月以降順次として、施設一部開業、都市公園一部開園は、2024年夏頃を予定しています。なお、大阪府では、まち全体を包み込む「全面みどり化」に取り組むため、個人、法人からの寄附を募集しています。(全面みどり化の寄附について)

『うめきた2期地区開発事業』に参画する事業者は以下のとおり。

【土地譲受事業者】
・三菱地所株式会社 (代表者)
・大阪ガス都市開発株式会社
・オリックス不動産株式会社
・関電不動産開発株式会社
・積水ハウス株式会社
・株式会社竹中工務店
・阪急電鉄株式会社
・三菱地所レジデンス株式会社
・うめきた開発特定目的会社
【設計・運営事業者】
・株式会社三菱地所設計
・株式会社日建設計
・有限会社ＳＡＮＡＡ事務所
・Gustafson Guthrie Nichol Ltd.
・株式会社日比谷アメニス
・阪急阪神不動産株式会社

[ 関連するサイト ]
成長戦略拠点特区の『大阪駅周辺地区：うめきた（大阪駅北地区）プロジェクト』 (大阪市)
うめきた2期区域 (UR都市機構)

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