ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン

東京・六本木の東京ミッドタウンは、開業10周年を記念して『ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン』を2017年9月19日(火)から10月4日(水)まで開催するのでメモしておきます。(プレスリリース|photo:アーク・ノヴァ@東京ミッドタウン芝生広場)

「アーク・ノヴァ」は、伝統あるスイスの音楽祭「ルツェルン・フェスティバル」が東日本大震災の復興支援のために企画し、世界的建築家の磯崎新氏と英国人彫刻家のアニッシュ・カプーア氏によって制作された、高さ18m、幅30m、奥行36mの巨大な移動式コンサートホール(収容人数494名)です。2013年から2015年にかけて、松島、仙台、福島の3か所で計3回展示され、コンサートやワークショップを開催し延べ1万9千人を動員しました。

東京ミッドタウンはこの取り組みに賛同し、震災から6年半を迎える今秋、「アーク・ノヴァ」を16日間展示します。期間中は、内部の一般公開日を設け、被災地で行われたイベントの様子などを紹介するほか、コンサートや映画の上映会を開催します。

「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ」は、東日本大震災からの復興への一助として、被災地に音楽を届けたい ― 伝統あるスイスの音楽祭「ルツェルン・フェスティバル」の芸術総監督ミヒャエル・ヘフリガー氏は、震災翌日の2011年3月12日、梶本眞秀氏(KAJIMOTO代表取締役社長)へ安否を尋ねる電話をしました。これがきっかけとなり、世界的建築家の磯崎新氏と英国人彫刻家のアニッシュ・カプーア氏との協働により、「アーク・ノヴァ」(ラテン語で『新しい方舟』)と名付けられた高さ18m、幅30m、奥行36mの移動式コンサートホールが生まれました。

塩化ビニールでコーティングされたポリエステル製の膜が1時間ほどの送風でドーム状に膨らみ、折り畳んでトラックで輸送できるように設計されています。ホール内のベンチの一部は、震災の記憶を残そうと、津波の塩害と地盤沈下によって伐採された瑞巌寺の参道杉を材料に、宮城県石巻市の「石巻工房」の監修により市民が参加したワークショップで制作されました。

ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン
会期:2017年9月19日(火)~10月4日(水) ※9月25日(月)~29日(金)は内部を公開しません
場所:東京ミッドタウン 芝生広場 (map)
問い合わせ:東京ミッドタウン・コールセンター Tel.03-3475-3100

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