デヴィッド・ボウイ 浮世絵展、BOOKMARCで開催

東京・渋谷のブックストア「ブックマーク (BOOKMARC)」では、UKIYO-E PROJECTのシリーズ待望の第三弾としてデヴィッド・ボウイ氏へのオマージュ作品のローンチイベントとして『UKIYO-E PROJECT presents デヴィッド・ボウイ 浮世絵展』が2018年6月23日(土)から7月1日(日)まで開催するのでメモしておきます。(photo:BOOKMARC)

本展では、世界的に著名なロンドン出身の写真家 テリー・オニール氏による「ダイヤモンド・ドッグズ」プロモーション撮影時の写真(1974年)と、英国人の写真家 ブライアン・ダフィ氏によるデヴィット・ボウイ氏のアルバム「アラジン・セイン」(1973年)ジャケット撮影時に取った一枚をモチーフに浮世絵と写真のコラボレーションが実現しました。

一作目は、出火吐暴威変化競「竹沢藤次」。二代目竹沢藤次は江戸時代、様々な演出やからくりで大人気の曲芸師でした。エンターテイナーとして、ある意味イリュージョニストであったボウイ氏とは親和性が高いといえます。本図は「ダイアモンド・ドッグズ」に映る躍動的な犬を狐に見立て、九尾(きゅうび)の狐の伝説を題材とした演目で、曲独楽(きょくごま)の芸を披露する藤次を演じるボウイ氏を描いています。

二作目は、出火吐暴威変化競「鬼童丸」。浮世絵の題材でしばしば用いられる鬼童丸は、鎌倉時代の説話集「古今著聞集」(ここんちょもんじゅう)や曲亭馬琴(きょくてい ばきん)の「四天王剿盗異録」(してんのうしょうとういろく)などに登場する妖術使い。本図は、大蛇を操る荒々しい鬼童丸と、繊細で神秘的な魅力を放つボウイ氏のイメージを掛け合わせて表現しています。それぞれ作品の準備数には限りがあり、予約お取り置きは不可としています。

「UKIYO-E PROJECT (浮世絵プロジェクト)」とは、各時代に人気のあった美人や、歌舞伎役者、人気スポットなどの風景を描いていた浮世絵のスタンスを現代に生かしたいという考えの基、現代のスターを伝統木版画で表現しています。第一弾はロック界のトップを走り続けてきたアメリカのアーティスト、KISS。ももクロとKISSのコラボ曲のCDジャケットの浮世絵も製作しました。そして第二弾はイギリス伝説のへヴィ・メタルバンド、アイアン・メイデンとのコラボレーションを果たしています。

会場となる「ブックマーク (BOOKMARC)」は、ニューヨーク発ファッションブランド「マーク ジェイコブス (MARC JACOBS)」が手がける新感覚ブックストアで、芸術、写真、ファッションや音楽に関する書籍のほか、詩集や芸術論に至るまで、様々なジャンルの厳選された書籍を取り扱い、ヴィンテージ本やサイン本も多数揃えています。

UKIYO-E PROJECT presents デヴィッド・ボウイ 浮世絵展
featuring the works of Terry O’Neill and Brian Duffy

会期:2018年6月23日(土)~7月1日(日)
会場:BOOKMARC (map)
時間:12:00~19:00
問い合わせ:Tel.03-5412-0351

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