理由なき反抗展 I LOVE ART 14、ワタリウム美術館で開催

東京・外苑のワタリウム美術館では、同美術館のコレクションを中心とした展覧会『理由なき反抗 展 I LOVE ART 14』を2018年4月7日(土)から7月29日(日)まで開催するのでメモしておきます。(photo:ワタリウム美術館)

本展では、15人の作家、約100点の作品を「レジスタンス[抵抗]」「デザイン革命」「理由なき反抗」の3章で構成され展示します。

第1章「レジスタンス[抵抗]」では、本物の鋼製の包丁によってつくられた全長49.6メートルのはしごで、苦悩を乗り越えて天を目指す人間の姿を表したホワン・ヨンピン氏の「避難はしご」をはじめ、彫刻や芸術の概念を「教育」や「社会変革」にまで拡張した「社会彫刻」という概念をつくり上げたヨーゼフ・ボイス氏ほか、ジョン・ケージ氏、オノ・ヨーコ氏、ナムジュン・パイク氏、竹川宣彰氏の作品を展示します。

第2章「デザイン革命」では、著作「宇宙船地球号操縦マニュアル」などを通して「世界をいかにして機能させるか」という課題を追い続けたバックミンスター・フラー氏、「バウハウス最後の巨匠」と呼ばれ、建築や彫刻、政治まで多岐にわたり活躍したマックス・ビル氏、絵画・写真・デザイン分野での革新的な試みで20世紀のアヴァンギャルド芸術に大きな足跡を残したアレクサンドル・ロトチェンコ氏を紹介します。

そして第3章は、俳優 ジェームズ・ディーン主演の映画「Rebel Without a Cause」の邦題より「理由なき反抗」を引用。同作日本版ポスターを題材に制作されたアンディ・ウォーホル氏の作品や、キース・ヘリング氏、ギルバート&ジョージ氏らの作品を展示します。また、1985年にワタリウム前館長 和多利志津子氏がウォーホル氏にインタビューした音声も初公開されます。

なお、関連イベントとして、ドキュメンタリー映画の上映会、トークショー、ワークショップなども合わせて開催されます。

理由なき反抗展 I LOVE ART 14
会期:2018年4月7日(土)~7月29日(日)
会場:ワタリウム美術館 (map)
開館時間:11:00~19:00 ※水曜日は21:00まで
休館日:月曜日 ※4月30日(月・祝)、7月16日(月・祝)は開館
料金:大人1,000円
問い合わせ:Tel.03-3402-3001

[ 関連するサイト ]
ワタリウム美術館