没後20年 ナムジュン・パイク| じゅげむ展、ワタリウム美術館で開催

東京・渋谷のワタリウム美術館では、テレビやビデオを表現の媒体に用いて21世紀のアートの礎を築いたビデオ・アートの先駆者 ナムジュン・パイク氏の個展『ナムジュン・パイク|じゅげむ展』が2026年7月19日(日)から11月23日(月・祝)まで開催されているのでメモしておきます。(photo:ワタリウム美術館|プレスリリース[PDF])

本展は、2階から4階までの全展示会場をパイク氏の作品で構成しています。2階ではワタリウム美術館の展示会場に合わせて作られた作品「ケージの森/森の啓示」(1993)を拡げ、2階全体を森で覆います。実際の木々が使用されることで造られた植物では体験することのできない匂い、変化していく、生きた植物空間をつくりあげます。この森の中に、パイク氏の代表作「時は三角形」(1993)、「ロボットK-567」(1993)などの立体作品を織り交ぜることで自然と文明の相反する二つの共存を表します。

3階では未公開のコラージュ作品をはじめ、20点以上のパイク氏の平面作品を中心に、「TV植物」(1980)など、ブラウン管を用いた立体作品、パイクの発想の源であるドローイングを展示します。

4階では三原色で壁に大きく映し出される蝋燭「ニューキャンドル」(1993)を会場全体に展開します。そのほかにも「心」にまつわる作品を5点ほど展示し、2階から4階の吹き抜け空間にはLEDパネルでパイクの詩の作品「for Mr. I & Mr. I」(1964)を流しパイク氏のハートを展示全体に届けます。

ナムジュン・パイク (白南準)氏は、1932年7月20日ソウル生まれ。日本で美学を、ドイツで音楽を学んだ後、61年にフルクサスの活動に加わります。63年より、TVやビデオなどのメディアを初めてアートに取り入れた「メディアアート」を創始し、テクノロジーと東洋の思想を融合させ、テレビと人間、テクノロジーと自然を対立させるのではなく、融合させるような作品を制作しました。78年、ワタリウム美術館の前身、ギャルリー・ワタリでの初個展『ジョン・ケージに捧げる』を開催、以降、数々の展覧会をギャルリー・ワタリにて開催。93年には、東西統一後初となったドイツパビリオンを代表し、第45回ヴェネチア・ビエンナーレにて金獅子賞を受賞、同年、ワタリウム美術館で新作個展『パイク地球論』開催しました。2006年1月29日マイアミの自宅にて逝去。

没後20年 ナムジュン・パイク| じゅげむ展
会期:2026年7月19日(日)~11月23日(月・祝)
会場:ワタリウム美術館 (map)
開館時間:11:00~19:00
休館日:月曜日 ※7/20(月・祝)、9/21(月・祝)、10/12(月・祝)、11/23(月・祝)は開館
料金:大人1,500円
問い合わせ:Tel.03-3402-3001

[ 関連するサイト ]
ワタリウム美術館

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