木質時代の東南アジア建築展、建築倉庫ミュージアムで開催

東京・品川の寺田倉庫が運営する建築倉庫ミュージアムでは、2019年2月6日(水)から5月6日(月・祝)まで、企画展『- Green, Green and Tropical – 木質時代の東南アジア建築展』を開催するのでメモしておきます。(photo:建築倉庫ミュージアム|プレスリリース[PDF])

本企画展は、東南アジア諸国で注目を集める新世代の建築家やデザイナーによる木質デザインおよび建築空間の新潮流に焦点を当て、建築や家具デザイン、さらには調査研究を通して俯瞰するものです。東南アジア圏には、紫檀、黒檀、チーク、マホガニーといった高品質の木材だけでなく、竹や籐などの植物材料も揃っています。古くから地元住民の間で共有されてきたノウハウの蓄積によって、このエリアは多種多様な木質建築に富んでいます。

素材は、時間と環境の流れの中でそれ自体が少しずつ変化していきます。本来、自然由来の生の素材は、加工され、<地域の土着材料>による製品として日々の生活に取り入れられていきます。また、たとえ製品として完成されたものでも、<再生材料>として再構築され活かされ続ける可能性を持ちます。そして、予期せぬ災害が発生した場合、人々は、従来の材料や技術による<緊急対応>によって、自身の知恵を活かそうとします。

本展覧会は、東南アジア圏におけるこれらの素材活用方法に関する3つのテーマセクションに分け、加えて同地域で実施されてきた調査研究やフィールドサーベイの成果、未来を見据えたレジリエントな建築技術の展望によって会場を構成します。

– Green, Green and Tropical – 木質時代の東南アジア建築展
会期:2019年2月6日(水)~5月6日(月・祝) ※2019年3月4日(月)~3月26日(火)は休館
会場:建築倉庫ミュージアム 展示室 B (map)
開館時間:11:00~19:00
休館日:月曜日 ※月曜が祝日の場合翌火曜休館
入場料:一般3,000円
問い合わせ:Tel. 03-5769-2133

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建築倉庫

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