中村至男展2018、クリエイションギャラリーG8で開催

東京・銀座のクリエイションギャラリーG8では、第20回亀倉雄策賞受賞記念 『中村至男展2018』が2018年4月6日(金)から5月6日(日)まで開催するのでメモしておきます。(photo:クリエイションギャラリーG8)

亀倉雄策賞は、1997年に急逝したグラフィックデザイナー亀倉雄策氏の生前の業績をたたえ、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的として、1999年に設立されました。この賞の運営と選考は公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が行い、毎年、年鑑「Graphic Design in Japan」出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に対して贈られます。

第20回は、中村至男氏の個展の告知・出品ポスター「中村至男展」に決定しました。中村氏は、CBS・ソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)を経て、1997年に独立。21_21 DESIGN SIGHT「単位展」のメインビジュアルや、銀座メゾンエルメスのウインドウディスプレイ、アートユニット「明和電機」の一連のグラフィックデザインや、雑誌「広告批評」のエディトリアルデザイン(1999年)、佐藤雅彦氏とのプロジェクト PlayStation「I.Q」など、ユニークな世界観でグラフィックデザイナーとして活動をしてきました。近年では、初めての絵本「どっとこどうぶつえん」がイタリアのボローニャ・ラガッツィ賞優秀賞を受賞、「松山市立子規記念博物館」のポスターで東京ADC賞を受賞するなど話題を集めています。

今回の受賞作品は、昨年2017年1月、クリエイションギャラリーG8で開催した初個展「中村至男展」の、告知および展示のための新作ポスター。ミニマルな線やフラットな色面構成により、生命を独自の切り口で表現した、ユーモアが絶妙なバランスで混在するその作品は、「テクノロジー寄りのものではなく、非常に人間的な、ナイーブさを持つ“新しさ”がある」「グラフィックの新しい鉱脈を探り当てた」と高く評価されました。この受賞を記念して個展を開催します。

第20回亀倉雄策賞受賞記念「中村至男展2018」
会期:2018年4月6日(金)~5月6日(日)
会場:クリエイションギャラリーG8 (map)
開館時間:11:00~19:00
休館日:日曜・祝日
問い合わせ:Tel.03-6835-2260

[ 関連するサイト ]
nakamuranorio.com
亀倉雄策賞 (JAGDA)
クリエイションギャラリーG8