- October 2, 2009 00:30
- Categories:architecture

東京・南青山の『根津美術館』は、新しい文化拠点として東京の優れた美術を次世代に伝えることを目指し、2009年10月7日(水)に新創開館するのでメモしておきます。(プレスリリース[PDF])
新しい『根津美術館』は、建築家 隈研吾氏による設計で、「都市の商業空間と森の間に、緩やかな勾配の屋根が生み出す影によって、周囲の環境となだらかにつなげること」をコンセプトに、本館の低く抑えた大屋根と建物の内外に使われた竹素材が調和され、広いガラスを通して庭園の景観をとりこんでいます。
展示室の照明は、作品への影響を極力抑えるため、熱の放射が少なく、また光の色を太陽光から和ろうそくの灯まで自在に再現することのできるLED(発光ダイオード)ライトを約8万個使用しています。施設構成は、改築前の1.6倍に広がった展示室を持つ本館のほか、庭園に新たにオープンするNEZUCAFE、茶室(弘仁亭、斑鳩庵、閑中庵、一樹庵)です。
また、同館の新しいロゴマークは、ドイツ人デザイナー ペーター・シュミット(Peter Schmidt )氏が手掛け、中国漢代の碑文から採字した感じに、黒と金でNEZU MUSEUMの頭文字NとMの意匠を組み合わせ、所蔵する「燕子花図」をはじめとする屏風のかたちや、竹林に抱かれた新しい美術館のイメージが重ねられています。
『根津美術館』は、実業家にして美術品収集家でもあった初代根津嘉一郎氏の遺志により、コレクションを一般公開するために昭和16年(1941)、南青山の根津家敷地内に開館し、「那智瀧図」「燕子花図屏風」などの国宝7件、重要文化財87件を含む約7千件の古美術品を所蔵しています。
なお、オープニングは新創記念特別展として、「新・根津美術館展」と題して11月8日(日)まで国宝「那智瀧図」を中心に構成します。
所在地:東京都港区南青山6-5-1 (Map)
設計者:隈研吾建築都市設計事務所
敷地面積:15,732m²/建築面積:2,300m²/延床面積:5,600m²
規模:地上2階・地下1階/構造:SRC造、S造
竣工:2009年3月
[ 関連するサイト ]
» 根津美術館
» Kengo Kuma and Associates
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