- July 7, 2005 00:15
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ルイ・ヴィトンのフラグシップ店である「ルイ・ヴィトン表参道店」には、特別な入り口があります。店舗入り口の右側にあるガラス戸をくぐり、エレベーターにセキュリティカードを差し込むと、特別に選ばれた顧客だけが入れる空間がそこにあります。
その顧客がLVMHグループの日本法人が運営する組織「CELUX (セリュックス)」の会員です。
同店の6階には専用ショップがあり、LVMHグループのルイ・ヴィトン、エミリオ・プッチ、フェンディなどの各ブランドの会員向けの限定品、一般には未発売の先行商品などが並んでいます。
また、8階にあるラウンジではLVMHグループのシャンパン「Veuve Clicquot (ヴーヴ・クリコ)」を味わいながらくつろぐことが出来る空間があります。
こうしたラクシャリーな一時を味わいたい顧客は、21万円の入会金に加え、既存会員からの紹介が必要で、現会員数は推定数百名といわれています。
4人にひとりが持っているといわれるルイ・ヴィトン製品ですが、一方、希少性に価値を持つブランド力に陰りを見せ始めていたLVMHグループのひとつの回答が顧客内の差異化戦略です。
同グループとは別のアプローチですが、トヨタ自動車も高級ブランド「LEXUS (レクサス)」を8月から立ち上げようとしています。同社は上質なクルマの提供というだけではなく、サービスを最重要視し、顧客対応の研修に力を入れ、従来のトヨタ・ブランドとの差異化を図っています。
ここで重要なのは、単なる差異化によるブランド化ではなく、いかに顧客の心を掴む"おもてなし"ができるのか。商売の原点回帰となってきているように思えるのです。
[ 参考記事 ]
» 日経ビジネス2005年7月4日号:特集 反古典の消費学 - 買いたい心はここにある
[ 関連するサイト ]
» LVMH
» CELUX
» LEXUS
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