- February 6, 2005 23:59
- Categories:architecture
2003年に着工された<そごう心斎橋店>が、今秋にオープンする予定なのでメモしておきます。
解体された旧そごう百貨店大阪店は、近代建築を代表する建築家のひとりである村野藤吾氏による設計で、3期にわたる工事を経て、1937年に竣工しました。
旧そごう百貨店大阪店のファサードは、モザイクタイル(竣工当時はトラバーチン)による奥行き約50cmの縦型ルーバーを連続させ、さらにそれを縦横に分割する幾何学的な手法によって構成されており、日本最初期のインターナショナルスタイルの建築のひとつと言われています。
同じく村野氏による目黒区総合庁舎(旧千代田生命本社ビル)もよく似たファサードのデザインですね。
御堂筋の景観のシンボルとなる作品でしたが、そごうの再生計画にあたり、ミレニアムリテイリンググループの関西地区戦略の一環として、建て替えることになりました。
同グループのフラグシップストアとなる<そごう心斎橋店>は、村野・森建築事務所による設計で、地下2階・地上14階建て、売り場面積約40,000m²となり、街との一体感を意識し、御堂筋と心斎橋筋を繋ぐ幅7mのパサージュ(公開道路)や最上階には多目的ホール(400席)・ギャラリーといった文化交流施設が設置されます。
また、ファサードは三層構成となり、GRC(耐アルカリガラス繊維強化セメント)製の波打つルーバーなど細かな造形を与えることによって品格と華やかさを演出するそうです。
余談ですが、工事中の仮囲いの景観を美しくしようという<そごう心斎橋店仮囲いアートプロジェクト>が、第13回CSデザイン賞装飾部門金賞を受賞しています。
[ 参考 ]
» そごう心斎橋店(仮称)、05年秋オープン (プレスリリース・PDF)
» そごう心斎橋店(仮称)建物概要 (プレスリリース・PDF)
» そごう百貨店大阪店の保存に関する要望書 (日本建築学会)
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