- November 24, 2004 23:58
- Categories:architecture
森ビルの子会社、フォレストオーバーシーズが出資する超高層ビル「上海環球金融中心」工事の入札がこのほど行われ、中国建築工程総公司と上海建工集団のチームが落札したというニュースがありました。
世界トップクラスの超高層ビルの建設工事を中国の建設会社が受注したのは今回が初めてなのだそうです。
この意味するところは、中国における建設事業への外資系企業参入に大きな障壁があるということです。具体的には、現地法人を経由しない直接受注は2004年4月から全面的に禁止ということがあります。
さらに、2001年12月に中国がWTO加盟に伴い、外国企業の参入障害であった外資規定を撤廃(海外の総合建設会社による全額出資子会社の設立の解禁)しましたが、請負工事の規模や金額に制限なく受注できるのは中国企業だけなのです。
中国国内における建築会社には資本金、従業員数、受注できる建物規模によって4等級あり、制限がない特級会社(中国企業のみ)以外の3等級には受注規模に制限が課せられています。
日系総合建設会社大手も中国企業との合弁による現地法人を設立していますが(大成建設も中国建築工程総公司との合弁会社「中大実業」を設立しています)、制限のある1級会社止まりですので、この101階建ての超高層ビルである「上海環球金融中心」を受注することが出来なかったわけです。
(1級会社の制限のひとつに"40階建て以下"とあります)
「上海環球金融中心」(地上101階/地下3階)は、グランドハイアット上海となりの金融貿易区に位置し、インテリジェントオフィスフロアーを中心に超一流のサービスを提供するホテル、エグゼクティブが集い憩うための会員制高級クラブ、などで構成された世界最高レベルの高さを誇るビルです。設計は六本木ヒルズ森タワーやCOREDO日本橋を担当したコーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ(KPF)によるもので、2007年に竣工予定です。
[ 参考 ]
» 中国、海外「建設」現地法人設立が施行 (IHCC Web Library より)
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