- October 2, 2004 02:20
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日経ビジネス来週号(2004.10.04)の"敗軍の将、兵を語る"というコラムで、磯貝栄治氏(青山ブックセンター社長)が、書店は印刷物に限らず、「著作物(知)の流通業」と定義していると語っていた。
人類が、"知"を共有し、蓄積することで進化してきたプロセスが閉ざされない限り、"著作物(知)の流通業"である書店はなくなることはないだろう。ただ、こうした視点で経営をしている書店はどれだけあるのだろうか。
取次会社がPOSによって集計したデータを基にセレクトしている書店に、消費者の心が捉えられるのだろうか。おそらく消費者の大半は立地のよい大型書店に出向くだろう。
特に中小規模の書店が生き残るためには、専門性の高い著作物をセレクトできる能力が期待されているはずだ。そこでしか体験できない"知"が溢れている書店であれば、消費者は対価を惜しみなく支払うだけではなく、"知"の源泉である著作者も育っていくに違いない。
書店とは、まさに「"知"のバイパスである」とあらためて感じる内容であった。
## 磯貝氏は、債権者集会の開催をもって社長を辞任する予定で、ABCの株式を80%取得する予定の日本洋書販売が再建に注力する。
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