- May 3, 2004 22:16
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日本経済新聞本紙朝刊に建築のメンテナンスについてレポートが掲載されていた。事例として、東京国際フォーラムや都庁など、ガラスパネルや複雑な構造を持った建築のメンテナンスコストが、年間数億から十数億かかるという。ほこりが付きにくいタイルなどの建材が開発されてはいるが、建築家や施主側の意向による外観を重視した意匠から、結果として膨大なメンテナンスコストを負担している建築物が多いのが実態である。
特に大型の建築は、施主、建設会社、管理会社、顧客といった縦割り構造となるために、メンテナンスのプライオリティは下がり、最終的に顧客が十分理解していないまま負担することになってしまう。
六本木ヒルズの回転扉の事故も、この縦割りによってリスクが共有化されずに、何度も同じ過ちを繰り返していたことになる。三菱自動車のリコール隠しも同じように共有化を拒絶した結果、取り返しのつかない事故を引き起こてしまった。
これまでの教訓を私たちが活かすためにも、事故を起こしてしまった企業だけではなく、多かれ少なかれどの組織にも当てはまる重大な問題という意識を持ち、大きなフレームワークから構造改革、改善を早く実行しなければならないと痛切に思うのである。
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