- February 9, 2004 23:39
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先日、坂本龍一さんがオリジナリティは数パーセントでほとんどはパブリックドメインの恩恵を受けているといったコメントを思い出した。
というのも友人とランチを食べながら、最近カバー曲やコンピレーションアルバム、さらに過去の名曲をドラマの主題歌に採用したり、リスナーに挑戦状を叩きつけるような楽曲を提供する音楽プロデューサーはいないのかという議論になったのだ。
素人の見方として、CDの売上総数が落ちているのも、プロデュースする側が妥協する(100パーセント過去の遺産に頼る)ことでリスナーの楽曲リテラシーが育ちにくくなり、音楽への興味が薄れてしまうといった悪循環になっているということだ。
プロデュースするということは音楽業界だけではなくあらゆる業界で共通する役割がある。それは受け手側(ユーザー)も一緒に育てていくという責任を負うことである。例えば、建築家 安藤忠雄さんが設計するRC工法による住宅は、住まうということではデメリットがある。しかしながら、ユーザーがRC工法にこだわる意味と住まう空間を解釈しながら成長していくメリットのほうが大きいのではないかと思う。売れる成果を超えた視点で、ユーザーと共にどうのように育っていくか、数パーセントのオリジナリティと責任を再認識した議論であった。
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